★今回は、Teamモタスポ部でエコカーカップに参加した
モタスポ部員、武居惠美さんの参戦記をお届けします♪
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去年の冬大会同様、料理隊として参加しようと思っていたのに
気づけばドライバーとして参加することに…。
FSWって何十回も行ったし、オンボードを何百周と見てるけど…。
実コースはヘアピンまで歩いたことが2回ある程度で、同乗走行の経験もなし。
バーチャルでも、グランツーリスモでパイロン蹴飛ばして走るのをやったことある程度で、
シミュレーターも経験なし。
結構知ってるけれど、一切未知の場所だったりする。
そもそも、レース自体がご無沙汰
(5年前にカート、10年前にジムカーナ1回)
そんな人間がFSWを走る。
いきなり国際コース。
本当に大丈夫か!?
しかも雨予報だぜ?
そんな感じで前日からアワアワビクビクドキドキ…。
当日は6時半FSW到着。
綺麗な朝焼けを見たり、富士山のシルエットを横目に
FSWのパドックへ到着すると朝日が差してきた。
降水確率は高め。雲は多いけれど今の所雨が降る様子はない…。
ピットに入り、一応地に足がついてるけど
ふわふわしている自分の体をなんとか抑えつけ、
出走準備を始めるもみんな食材を並べて仕込みを始める方に熱心。
そんなスタンスに和みつつ救われたりして(笑)
ブリーフィング前に、手塚さんにお借りしたレーシングスーツを着たら
完全に着られている感じだったけれど
この着られてる感が初心者デース!って感じでいいのかもしれない(笑)
ブリーフィングの様子やグルメ部の活動に関しては、
すでにブログが上がっているので割愛するとして…。
毎度グリッド入場ギリッギリまで肉を焼くみなさんを横目に、あんまり食が進まない自分。
そりゃそうだ、自分でも驚くほど地に足が付いてないし、
多分ちょろちょろノルアドレナリンが出てる…。
そんな状態でグリッドに向かう。
このグリッドに向かうフォーメーションもYukoさんに譲ってしまったので
レース始まってパッセンジャーとしてコースインするまで実コースなんて知・ら・んという状態だけど
もうし・ら・ね。
あはははは
( ゚∀゚) アハハハハノヽノヽノ \ / \ / \
…そんなのがチェッカードライバーでいいのか?と思いつつ…。
レース開始早々、請田さんが華麗に3分15秒規定よりも速く走ってしまい
ペナルティ \(^0^)/
アウトーーー!と場内放送で鳴り響く(笑)
正直これにも心を救われた面あり(笑)
あれよあれよとやっている間に、まずはパッセンジャーとして助手席に乗り込むことに。
ドライバーも私も
全然走ったことがないコースゆえに、ド緊張。
しかも中盤で周りのドライバーもかなり気合が入った人たちばかりだし、
ピットのタイミングが似ていたのでかなりの混走。
ビビってコースもちゃんと覚えられないし、パッセンジャーとしての役を一切果たせてなくて…。
この私らの組ですっごい足を引っ張りました。
ほんとすいません…。
そんな状態なので、自分がドライブする頃には
規定周回数に足りるかわからないという状態になってしまい
燃費気にせず、規定の3分15秒に
いかに近づけて走るしかない、というピンチの状態。
現地にいた人は、私の絶望顔に気付いただろうか(笑)
緊張大盛りプレッシャーマシマシで心臓ばくばくだった。
こりゃーあかん、ちょっとでもなんとかしなきゃ!と、
レース始まるまでの間オンボードを見てイメトレし
アドバイサーの間野さんにもしっかり話を聞き、
走ったことある人に話を聞きデータを集めて、精神統一して気分をアゲてから走るしかない。
パッセンジャーも「3分13秒で走ってペナルティ受けた罰ゲームじゃあああ
(いっそ運転代わってよー!!)」と請田さんにお願いした(笑)
交代10分前、椅子に座って集中。
週末にサッカーを教えてもらってる元Jリーガー飯尾和也さんによく言われる
「やれるよーできるよー」を脳内で繰り返した。
あとは、初めてのカートで攻めすぎて
タイヤバリアに乗って宙を舞った&初めてのジムカーナでサイドを引いた
おのれの度胸を信じて←まて
が、その間も「壊さないかなあ、事故らないかなあ」なんてマイナス思考はちらちらする。
「あーあ、誰かに押し付けて逃げたいなあ」と思った瞬間
ふっと「お前、レースやりたかったんだろ?」って
ゴーストが囁いたところで、背筋がぞわっ。
ドーパミンだばぁー。
ついでにノルアドレナリンも一気にだばぁー。
うまく自分のパフォーマンスを上げることに成功。
Fitちゃんの姿が見えたところで
「しゃー!やれる、できる!やる!」
と叫んで車に乗り込みコースイン。
請田さんの「全開!」「ブレーキング!」「あの車についてって!」の指示を頼りに走る。
アウトラップはとにかく速く走れ、と言われたものの(ドライバー交代分時間ロスしてるから)
1コーナーとダンロップと最終コーナーが思ったより優しくなくて
(しかも2輪スタッドレス)いきなり心折れそうになって、
メインストレートに戻ってきたときのサインボードのあと6周が「うげぇ!」って思えたけれど…。
1コーナーを思ったラインで駆け抜けた瞬間
「…た・の・し・い♪」←アドレナリン追加入りました〜
すっごい楽しくなっちゃって(笑)請田さんに質問しまくって走った。
「おっしゃー全開!」「たのしー!」とか叫んでたから、
車載カメラとか恥ずかしくて見れない(笑)
3分15秒以上で走る、という規則を3度ほど破りそうになりつつ
3分17or18秒くらいで走破。
チェッカー受けたあと、ウオールのところでみんなが笑顔だったり
車両待機所で「よくやった!」って握手してくれたり、
なんか状況掴みきれてないけど
失格にはならなかったの?大丈夫だったの?みたいな、半分ポカーン状態で。
たぶん、アドレナリン類終了。
ピットに帰ったけど、お葬式感もなかったし
「いい走りだった」「すごかった」ってみんなが言ってくれた。
同じく初レースだったYukoさんとハグしたところで
「自分、もしかして(意外と)やった(やれた)のか?」って気付いた(笑)
結局自分の走りがどうだったんだか未だによくわかんないけど(笑)
無事車壊さず走りきったし、なんか結構な台数がんがん抜いたしで、
その満足感でお腹いっぱいだった。
帰り、「敢闘賞っ!」って参加賞のオイル添加剤をもらった。
敢闘賞もらっていいの!?いいの!?となっている。
このレポートを書いている今も、ハテナがいっぱい(笑)
クラス優勝できなかったのは残念だったけれども(ほんとごめんなさい)
やっぱりみんなと力を合わせて
一つの目標に向かうのは楽しいし
何かを成し遂げるのって本当に楽しい。
なにより、自分が思ったよりきちんと走れたことに感動した。
得るものがすっごく多い初レース参戦でした。
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