【春トレ 安全教室 レーシングギア編】
本日は春トレで開催した『サーキットデビュー101』と『ミニARDドライビングスクール』に共通したプログラム『安全教室 レーシングギア編』の内容についてちょっとご紹介したいと思います。
レーシングギア=ウエアについて
F1やSuper GTなどのいわゆるプロのレース、
アマチュアも出られるJAF戦などは耐火炎の
(燃えにくい素材を使っている)レーシングスーツを着用します。
これはちゃんとした規格がありまして…
スーツの後ろ襟あたりに『FIA 8856-2000』というタグを
見たことはありませんか?
これはその規格の条件を満たしたものに付けられているものです。
反対にサーキット走行、主に走行会の時の服装は
ほとんどが「長袖・長ズボンでOK」となっています。
モタスポ部としては、普通の走行会の時でも
スーツを着て欲しいと思っています。
なぜかと言うと…
カッコいい。゚+.(*`・∀・´*)゚+.゚
これから走るぞ!という意気込みにもなるし
やっぱり緊張感を持って走ることが
無事故につながるんじゃないかと。
サーキットで走るときのユニフォームと考えるといいかな。
▲ユニフォームとしてのレーシングスーツ
そして何よりも大事なのが
万が一のときに自分を守ってくれる
大切な装備だということ。
クルマのアクシデントで怖いのは
クラッシュしたときに火が出ることです。
その時、迅速にクルマから出ることが
できれば被害が少なくて済みますよね。
近年、火が出るクラッシュはあまりないですが
F1でも普通の走行会でも条件は同じなはず。
だって、ガソリンを積んだクルマで走っているのですから。
その時に2つの点で有効なのがレーシングスーツ。
どういうことかと言うと…
まず、ひとつ目。
レーシングスーツの形状
肩の張り出しはクルマからドライバーを
引っ張りだす時の持ち手になります。
事故の時、ドライバーがケガをしていているとか
意識を失っているとか
自力で出られない場合に助けられるように
このような形になっているのです。
そして、二つ目が…
素材
燃えない、ではなく燃えにくい生地、難燃素材を使っています。
(ちなみに熱さは感じます^ ^;)
難燃性が必要なのはスーツだけでなく、
アンダーウエア(スーツの下に着る上下)とソックス。
もちろんシューズやグローブ、ヘルメットも。
えー!?
全部揃えなきゃいけないの!?
だってJAF戦に出るつもりはないし…
そもそもモータースポーツを
趣味として長く続けるかわからないし…
という方が多いかと思います。
まあ、特殊な素材を使っているためやはり高額です。
難燃素材のスーツだと安いものでも7万くらいから…。
でも、命を守るモノと思うと
ある程度のお金はかけてもいいかなぁ…と。
続けるモティベーションにもなったりするかも?
(つづく)
次回:難燃素材のウエアを燃やしてみた!
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